IPSにおけるチームはどのように支援するのか

IPS では、精神保健サービス提供チームとESが直接協力し合いながら、働くことに興味をもつ利用者に対して競争的雇用への到達を目的として支援していきます。精神保健チームとESは定期的にミ-ティングを開催して情報と方向性を共有します。この場合、ESは、IPSのプリンシパルを強調します。IPS プリンシパルに基盤を持つ援助付き雇用プログラムは、さまざまな支援機関やプログラムで実施することができますが、その鍵となるのは雇用の専門家と精神保健臨床の専門家が一つのチームとして利用者に関わること、除外基準を定めないことにあります。

IPS は特定のタイプの精神保健チームとの関係性に特化してはいません。そしてESは複数の臨床チームと関係を持っているのが通常です。しかし、ES、精神医療の臨床サービスそのものには携わらないために、本人に医療的な支援が必要になった場合には、その解決には関与しません。それは、医療的活動に関わることで、就労支援を定休するというESの役割が不明瞭になることを避けるためです。


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コンテンツ作成:公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院/院長 中谷真樹