IPSフィデリティと日本版援助付き雇用フィデリティの関係

日本版個別援助付き雇用フィデリティ尺度は、IPS-25(IPSフィデリティ尺度)を基とて、作成されました。また、専門家が共同して、IPSモデルの8原則を踏襲することを前提とし、我が国の制度的な背景を加味して、IPSモデルに近い実践をどのように再現するかをについて協議しながら開発した尺度です。日本版個別援助付き雇用フィデリティ尺度は、日本版IPS-25と銘打つことはできませんが、IPS-25に基づいた尺度であることは、IPS-25の開発者であるBond教授も認めています。私たちは、日本版個別援助付き雇用フィデリティ尺度の得点が、各機関がIPSモデル型のサービスを提供していることやリカバリー志向型の就労支援であることを示す1つの根拠になると考えています。一方で、私たちは原版のIPS-25への尊敬の念も忘れていません。IPS-25を用いた日本での調査についての実現可能性を含めた検証が必要であると考えています。


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