No | 00064 |
和題(和訳) | 一般市民における精神障害者に対するスティグマの横断調査:就労、騒音、年齢の役割 |
文献情報 | Oudejans SCC, Spits ME, van Weeghel J. A cross-sectional survey of stigma towards people with a mental illness in the general public. The role of employment, domestic noise disturbance and age. Soc. Psychiatry Psychiatr. Epidemiol. 2021; 56: 1547-1554. |
DOI | 10.1007/s00127-021-02111-y |
URL | https://doi.org/10.1007/s00127-021-02111-y |
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抄録(和訳)
【目的】
本研究は、精神疾患(例:うつ病や統合失調症)の当事者の特徴が、社会的スティグマの可能性を高めるか、あるいは低下させるかを調査した。
【方法】
2,000人以上の成人市民が、うつ病または統合失調症病の当事者を描写した16のビネットのいずれかを読み、社会的距離を測定する一連の項目に回答した。
【結果】
就労している人(vs 就労していない人)、近隣に騒音被害がない人(vs 被害がある人)は、社会的距離を有意に減少と関連していた。また、うつ病の当事者は、統合失調症の当事者よりも社会的距離が短いことが示された。
【結論】
就労と良好な住居環境は、精神疾患の当事者のスティグマを軽減させる可能性がある。メンタルヘルスと社会サービスは、有給の雇用、質の高い住宅、その他の地域社会への包含に関する方法を模索すべきである。