| No | 00085 |
| 和題(和訳) | 最低賃金が全般的な健康と幸福に与える影響:ギャラップ世界世論調査による国際エビデンス |
| 文献情報 | Sotirakopoulos P, Guven C, Ulker A, Graham C: The impact of minimum wages on overall health and well-being: Global evidence from the Gallup World Poll. Social Science & Medicine 375:118064, 2025. |
| DOI | 10.1016/j.socscimed.2025.118064 |
| URL | https://doi.org/10.1016/j.socscimed.2025.118064 |
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抄録(和訳)
2009年から2020年までのギャラップ世界世論調査を用いて、最低賃金の引き上げが低技能労働者の自己申告による健康状態や主観的ウェルビーイングに及ぼす影響を検証した。具体的には、87カ国における最低賃金の引き上げのタイミングと引き上げ幅について、各国内の経年変化と各国間のばらつきを用いて影響を特定した。その結果、最低賃金の引き上げは、健康と主観的幸福の特定の側面に恩恵をもたらすことが示唆された。具体的には、様々な推計を行った結果、最低賃金が10%上昇すると、自己申告による健康度は0%から1%上昇し、生活水準に対する満足度は1%から6%上昇することが分かった。最低賃金の上昇は、より高い収入、より低い時間外労働の可能性、より充実した社会的交流、よりポジティブな日常体験と関連している。これらの利点は、より強い法規を持つ国々、男性労働者、無料かつ普遍的な医療アクセスのある国の個人において特に顕著であった。一連の感度テストとプラセボテストにより、これらの知見の頑健性が確認された。

